悩みを解決するためにユーザーを理解する
こんにちは。
デザイン事務所MUONです。
サイト運営をされている担当者様の悩みであげられるのは、
●新規顧客獲得のための集客方法
●展開の方向性や戦略
●商品開発
大きく分けてこの3つではないでしょうか?
前回は『自社の理解を深める』ことで『強み』と『弱み』を明確にして、社内全体で一番納得できる着地点を見つけて、強みを最大限に活かす環境を整え、MUONから商品提案と開発をさせていただき、楽天市場である部門のリアルタイムランキング1位を獲得されたという実例を紹介しました。
今回は『展開の方向性や戦略』を決めていく中で重要かつ有効な手段である『ペルソナ』についてお伝えします。
『ペルソナ』(ユーザーエクスペリエンス)
ユーザー中心設計やマーケティングにおいて、サイト、ブランド、製品を使用する典型的なユーザーを表すために作成された仮想的な人物像のことである。(Wikipediaより)
言葉としては耳にした方は多いと思います。
では、ターゲットとぺルソナはどう違うのでしょうか?
ターゲットとは『実在するグループ(集団)』であり、ペルソナは『自社の商品(サービス)を利用する架空のモデル人物』という違いがあります。
ターゲットとペルソナは『設定する内容の詳細さと深さ』という大きな違いがあります。
ペルソナのメリットとしては、『グループ(集団)』ではなく『個人』を設定するので、ユーザー像を明確にすることで、ユーザーの意思決定のプロセスや判断基準をチームでより深く理解することができます。
そして、プロジェクトメンバーの間で人物像を共有し、ユーザー目線で意思決定が行えるようになります。
では、実際にどのようにペルソナをつくっていくか、
例えば、
【氏名】木村 美沙子
【性別】女性
【年齢】34歳
【住所】兵庫県丹波篠山市
【家族構成】夫/子供2人
というペルソナ を作った場合、この女性を想像した場合チームメンバーの思い浮かべる人物像はバラバラになってしまいます。
住所(番地まで)/ 仕事の有無 / 職業 / 夫の年齢 / 夫の職業 / 子供の年齢 /習い事 / 収入 / 所有している車 / 通った学校 / 最終学歴 / 勤めた会社 / 趣味 / 平日の行動パターン / 休日の行動パターン / 使用しているスマホ / 使用アプリ / 意思決定の傾向 /
など詳細に設定すれば、それだけペルソナ の人物像は明確になり、プロジェクトメンバーが同じ人物を想像できるようになります。
プロジェクトメンバー間で、同じ人物像を思い描けるくらいペルソナを作り込むメリットは
・顧客(ターゲット)のニーズを詳しく理解できる
・顧客(ターゲット)目線での判断
・顧客(ターゲット)が好む方法でアピールできる
といった、新規顧客へのより深い理解と、求められる商品と、その新規顧客へ届くアプローチ方法など、無駄なく集客するために重要となります。
また、そのペルソナを定期的に見直す必要もあり、そのタイミングを見極めるためにリサーチも必要となってきます。
ユーザーが迷うほど様々な商品やサービスに満ち溢れている今、そのユーザーに商品やターゲットを届けるためにはペルソナが必要不可欠です。
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