漫画イラスト名刺のアナログ漫画制作道具紹介 第2回

前回の「漫画イラスト名刺の大事なこと」と道具紹介「鉛筆、シャーペン」はこちらからどうぞ。

消しゴム

アナログ作画に必須なのが消しゴム。

デジタル制作が主流になっていくなか、デジタルでもっとも恩恵を受けている機能は「アンドゥ(Undo)」ではないでしょうか。

アンドゥとはワンボタン、ワンタッチで一つ前に行った操作や処理を取り消し、元の状態に戻すことです。

絵を描く場合でもこの機能はなくてはならないものです。

デジタル絵を描く際は、i Padをよく使うのですが、大抵のペイントソフトでは2本指でタップすると、このアンドゥを使用することができるのです。

もっとも多用する機能で、何も考えずのこの機能を使いこなします。

体に染み込みすぎて、紙に鉛筆で絵を書いている時、思わず紙を2本指でタップしそうになってしまうほどです。

アナログでもこれほど簡単に一つ前の作業に戻れたら、と思うこともしばしば。

アナログではそうはいきませんので、下書きなどで間違えた線を描いた時は消しゴムの出番です。

基本的には、消したい線を消すことができればなんでもいいのですが、消しゴムかけというものはかなりの体力、労力がかかります。

自分の力と相性が良くないと、消しゴムがよくかけてしまうことが多々ありますので、消しゴム自体の弾力性、消しかすのまとまりやすさ等を意識して選ぶと良いかと思います。

また、通常の消しゴム以外にも「練り消し」もよく使います。

こちらは、下書きでにたくさんの線を描きすぎた際に、練り消しを転がして、線を薄くしたり、少し尖らせて細かい部分を消したりします。

使い勝手がいいため、消しゴムと併用すると良いかと思います。

アナログでたくさんの枚数を描くときはその分消しゴムを使うので、ダイレクトに体力を奪われます。

消しゴムを使う人によって力の掛け方や書いた線の濃さが違ったりするので、できる限り消しゴム掛けで大きくストレスを受けないよう、いくつか試してみて一番良いものを選ぶようにしましょう。

アナログ原稿ならではの消しゴムかけあるあるをご紹介↓

漫画イラスト名刺のアナログ漫画制作道具紹介 第3回はこちらから。

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