前回の道具紹介、第9回「スクリーントーン」はこちらからどうぞ。
トーンナイフ、カッターナイフ
今回はトーンナイフ、カッターナイフのご紹介です。
トーンナイフはデザインナイフとも呼ばれ、主にスクリーントーンを切り取る時に使用します。
小回りがきき、曲線や、細かな切り出しがしやすく、切れ味もいいため重宝します。

トーンナイフの刃先はつけペンのように替刃があり、刃先の角度も30度と45度の2種類があり用途によって使い分けます。
30度の鋭利な刃で細かな切り出しをしていきます。
刃先が鋭利なため、紙との接触部分が物理的に少なく、刃先をコントロールしやすのです。

このときカッターナイフを使用した場合、力が入りすぎて下の原稿用紙もカットしてしまったりすることも…。
45度の刃先は削りを入れる場合に使用します。
細い削りから幅広な面での削りまで、いろんな削りに対応してくれます。

より広い範囲で削りが必要な時にはカッターナイフを使用すると良いでしょう。

また、カッターナイフは鉛筆を削るにも使用できるので、用意していると何かと便利です。
カッターナイフの出番は他にも様々あります。
例えば見開きの原稿を描くとき、2枚の原稿用紙を組み合わせて絵を描いていくのですが、組み合わせる部分の原稿を断ち切り線でカットし、張り合わせたりすることもあるのです。
長時間使用する際に疲れ方に大きく影響があります。
それぞれの道具で切り味が大きく変わりますので、ナイフもまたいろいろ試して使用してみてください。
最後にトーンナイフのエピソードを一つ↓


漫画イラスト名刺のアナログ漫画制作道具紹介 第11回はこちらから。
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